こんにちは!ポンコツ主婦のササノコです。
発達障害には大きく分けて
- ADHD(注意欠如多動症)
- LD(限局性学習症)
- ASD(自閉スペクトラム症)
というのがあるとのことです。
中学生になった現時点での
息子の特性
うちの息子は療育センターの診察で特に診断名としてははついてませんが、
症状としては軽度の発達障害の自閉スペクトラム症ASDの傾向があります。
現時点での息子の主な特性として…
- 対人関係が苦手
人と関わることは嫌ではないようですが、ちょっとした雑談や相手の気持ちを
汲み取ったりすることが苦手で、コミュニケーションに微妙なズレが
出てくるときがあります。このことに関しては本人も気にしているようです。 - こだわりが強い
興味のあること、自分のやり方を優先的に考え、ペースを乱されるのを嫌います。 - あいまいな表現が苦手
「適当に」「だいたいで」などの抽象的な言い回しや、明確でない情報に対してうまく処理できず、
会話などにすれ違いが出てくることがあります。 - 記憶力のかたより
興味のあるものや自分の好きなことに関しては覚えるのが得意です。
ただ、一度トラウマになってしまうほどの思い出があったりすると、
なかなか忘れることができないこともあるようです。 - 運動が苦手で手先が不器用
最近になってようやく日常生活では困らないほどにはなりましたが、
やはり運動は苦手で、手先は不器用です。特に体育の授業では苦労している様子が伺えます。
先ほどもお伝えしたように、これらは現時点の息子の特性です。
小学校中学年くらいまでは上記に加えて、
- 言語発達遅延
- 感覚過敏
- 視覚優位
- 想定外の出来事に柔軟に対応出来ない
- 一度に複数のことをするのが苦手 などなど
ちょっと大きな集団生活の中で過ごすには難しいと思えることが多かったような気がします。
特別支援学級で出来ることから
小学校では特別支援学級に籍をおきながら、支援級と普通級の両方で、様々な経験を積み重ねていくうちに、小学校高学年の頃には、周りの理解ある環境とちょっとしたサポートがあれば、大きな集団の中でも大きく困るようなことは大分少なくなりました。
特別な支援やサポートをしない支援
今現在は、公立中学校の普通級で、ほとんど特別な支援やサポートを受けずに頑張っています。
もちろん小学校では支援級だったので、小学校の方から中学校の先生方に申し送りは行われたようですが、私の方からは担任の先生に
「息子は苦手なことが多く、ご迷惑をかけてしまうことがあるかもしれません」とだけ伝え、
ご挨拶をさせていただいたこと以外には特にお願い事だったり、要望のような話はしませんでした。
息子は確かに苦手とすることが他の子と比べて多く、その点はもしかしたら
迷惑をかけてしまうかもしれない…でもそうなったときの対処の仕方は小学校時代に
積み重ねた経験で力はついているはず…!と
息子を信じることにしました。
小学校の頃は息子が困らないように、息子が嫌な思いをしないように…と
親が色々先回りして、学校側に相談したり、配慮を求めたりしたものですが、
中学生になった息子にはそれは逆にやってはいけないものでないかと思いはじめたのです。
これからは、息子自身が自分の困っていることを周りに理解してもらうように発信して
行く必要があると思います。
親はいつまでもそばにいるわけではないので…
息子がまったく支援を受けずにどこまで頑張ることができるか…
今は、ひたすら見守っています。
ですが、おそらく中学校生活のどこかで息子本人が他の子たちとの違いを感じる場面は
絶対あるかと思います。そのときにどうしたらいいか…答えは明確には出せないのが
正直なところです。
新たな課題、
少しの変化も見逃せない
学校での集団生活は、なんとか大きな問題もなく過ごせるまでにはなったけど、
もともと本人が持っている特性は消えて無くなっているわけではなく、
本人が表面に出さないように頑張っていて、自分をかなり抑えているように見える部分もあるので、それがいつか壊れてしまうのではないかという心配は少しあります。
息子の少しの変化も見逃さないように、なるべく息子の胸の内を聞くようにはしているのですが、中学生になった息子はなかなかそういう込み入った話まではしてくれないんですよね…
それでもこちらから聞くと、学校での出来事なんかは断片的ではあるけど話してはくれているので、今はそれで良しとしてます。
息子から何かしらの発信があれば、それがチャンスだと思えるように
息子がいつでも安心して相談できるように、親としてはいつでもその心の準備はして
おきたいものです。学校でもそういった相談窓口はあるようなので、
自分たちだけで悩まずに親子で相談はしていきたいです。
まとめ
集団生活がはじまる幼稚園入園前は私も発達障害について知らないことが多く、
不安でいっぱいでした。小学校できめ細やかな支援、配慮をしていただいたおかげで、
今、中学校生活を普通級で頑張ることができるようにまでなりました。
小学校生活を特別支援学級からスタートさせたことは今では良かったと思っています。
周りの理解とちょっとしたサポートで、発達に心配のある子でも十分に伸びる可能性はある!
ということをお伝えできればという思いから、今回はうちの息子の場合は…ということでお話させていただきました。
同じ発達障害グレーゾーンでも当てはまること、またはそうではない部分も
多くあるかと思います。
特性のあらわれ方はそれぞれで十人十色とも言います。
生きづらさを感じる方々にとって少しでも優しい社会になりますように…
最後までお読みいただきありがとうございました。