FIPの治療が始まったのに…。回復を信じた日々と、再び募る不安

こんにちは!50代ポンコツ主婦ササノコです。
今日もわが家の猫レオくんは、元気に過ごしています。

くつろぎ猫

前回の記事では、うちのレオくんがFIPかもしれないと告げられてから、年末年始を不安な気持ちで過ごし、治療が始まるまでのことを書きました。

今回は、その続きです。

ようやく始まった治療。少しでも元気になってくれたらと願いながら、毎日レオくんの様子を見守っていました。

一度は回復への希望が見えたものの、その後、思いもよらない症状が現れ、再び不安な日々を過ごすことになります。

※この記事は、わが家の猫がFIPの治療を受けた当時の体験記です。
治療方法や経過は猫によって異なりますので、
治療については獣医師にご相談ください。

もくじ

ようやく始まったFIPの治療。入院中に見えた希望

ソファーで座る猫

1月5日、レオくんは入院することになりました。

そして、入院してすぐに輸血を受けました。

当時は、輸血をしなければ危ない状態だったので、すぐに対応できる環境が整っていたことは、本当にありがたかったです。

翌日にはFIPの検査結果が出ました。

結果は、やはりFIP。

FIPV(猫伝染性腹膜炎ウイルス)に関する検査で、FIPの原因となるウイルスが確認されたということでした。

実は、検査結果が出る前から、モルヌピラビルという薬で治療が始まっていました。

当時の投薬方法は、カプセルの薬を1日2回、12時間おきに決まった時間に飲ませるというもの。

薬を扱うときは、素手で触らないように使い捨ての手袋をすることも指導されました。

こうして、レオくんのFIP治療が始まりました。

入院中は、毎日面会に行っていました。

入院した初日は、もう自分で動くこともできない状態だったので、正直、心配でたまりませんでした。

ところが、初めて面会に行ったときのことです。

なんと、レオくんが自分で立ち上がり、私たちの方を見て鳴いてくれたのです。

その姿を見た瞬間、思わず歓喜の声をあげてしまいました。

「立ってる!鳴いてくれた!」

あんなに動けなかった子が、自分で立って私たちを見てくれている。

その姿がうれしくて、うれしくて……。

これで希望が持てる!きっと良くなってくれる!

そのときは、本当にそう信じていました。

そして1月10日、体調がだいぶ安定してきたため、退院することになりました。

家に帰ってきたレオくんは、なんとなくホッとしたような表情に見えました。

もともと人懐っこい子ですが、やっぱり入院生活は不安だったのでしょうね。

いつもの家に戻ってこられて、レオくん自身も少し安心したのかな……なんて思いました。

ようやく家に帰ってこられたことが、私たちもうれしかったです。

退院して自宅での投薬生活がスタート

退院直後のレオくん

退院後は、いよいよ自宅でモルヌピラビルを飲ませることになりました。

大変かもしれないけれど、あのお正月の大変さに比べたら、なんてことない!

そんなふうに思っていました。

でも、実際にやってみると、カプセルの薬を飲ませるのはなかなか大変でした。

そもそも、カプセルを飲ませることに慣れていないうえに、薬も結構大きいんです。

私ひとりでは難しく、夫と2人でなんとか飲ませていました。

それでも、少しでも良くなってくれるならと必死でした。

あのときは、とにかく薬をきちんと飲ませることに一生懸命だったと思います。

ただ、ひとつ気になることがありました。

それは、
食欲がなかなか戻らなかったこと……。

最悪の状態からは脱することができたように思えたものの、以前のようにしっかり食べるようにはなりませんでした。

もともと食べムラのある子だったこともあり、私は「ゆっくり回復していくのかな」と考えていました。

入院中には自分で立って鳴いてくれたし、家にも帰ってこられた。

だから、時間はかかっても、少しずつ元気になってくれるのではないか……。

その頃は、
そんなふうに思っていたのです。

でも、ここから再び、心配な日々が始まることになります。

後ろ脚に麻痺が…。少しずつ悪化していく体調

麻痺が出る前はキャットタワーにも登れてました

2月11日の朝のことです。

いつものように家の中を動き回っていたレオくんですが、何か様子がおかしいと感じました。

よく見ると、後ろ脚の動きが変なのです。

よく観察すると、後ろ脚に麻痺の症状が出ていました。

慌てて病院に連れて行き、先生に症状を伝えるため、家での様子を撮影した動画も見てもらいました。

すると、先生からは「神経の症状が出たのかもしれません」と説明があり、薬の量を少し増やして様子を見ることになりました。

ところが、その後も状態はなかなか良くなりませんでした。

むしろ、日に日に麻痺がひどくなり、とうとう、ほとんど動けなくなってしまったのです。

それまでは、自分でご飯を食べに行っていたのに、いつの間にか、それもできなくなってしまいました。

食事は、スプーンで口元まで持っていかないと食べられない状態に……。

ついこの間までは、自分で立って私たちを見て鳴いてくれていたのに。

どうして、こんなことになってしまったんだろう。

薬を飲ませているのに、なかなか良くならない。

それどころか、できていたことが、ひとつ、またひとつとできなくなっていく。

その姿を見るのは、本当につらかったです。

モルヌピラビルの投薬は続けていましたが、私には、以前のような効果が感じられなくなっているように思えました。

ほとんど動けなくなってしまったレオくんのために、家の中の環境も変えました。

レオくんのベッドは床に置き、
ご飯とお水もすぐ近くに。

トイレも、できるだけ歩かなくて済むように近くに設置しました。

少しでも楽に過ごせるように、私たちにできることを考えながら、毎日を過ごしていました。

トイレには、なんとか自分で行くことができていました。

でも、ご飯を自分から食べに行くことはなくなってしまいました。

スプーンで口元に持っていけば、
少しは食べてくれる。

だから、少しでも食べてほしくて、
毎日そうしていました。

そんな日々が、
約2週間続きました。

このままでいいの?
治療への迷いと限界

2月25日。

このまま家で様子を見ていることに、限界を感じていました。

どうにかしてあげたい。

でも、どうすればいいのかわからない。

そんな思いで、再び病院に連れて行き、何かできることはないか相談しました。

とりあえず入院して、病院で様子を見てもらうことになりました。

入院2日目には面会に行き、スタッフの方に食事の様子を聞いてみました。

でも、あまり変化はないようでした。

そこで先生に、モルヌピラビル以外にFIPに有効な薬はないのか、尋ねてみました。

返ってきたのは、現時点では、この病院で治療に使える薬はモルヌピラビル以外に扱っていない、という答えでした。

このまま入院を続けても、食欲が戻るわけでもなく、病状もあまり良くならないのではないか……。

そう考え、2月28日に退院させることにしました。

退院時にも、モルヌピラビルは処方されました。

でも、私の中では、もうこの薬を続けても良くならないのではないか、という思いが大きくなっていました。

そして、何よりもつらかったのは、
レオくんのこれからを考えることでした。

後ろ脚が麻痺したまま、
思うように動けない。

以前のように自由に遊ぶこともできない。

もし、

このままずっとこんな状態だったら……。

本当にこの子は、幸せなんだろうか。

そんなことまで考えてしまうようになっていました。

もちろん、良くなってほしいという気持ちは変わりません。

でも、治療を続けているのに、目に見えて良くなっているとは思えない。

それどころか、どんどんできることが少なくなっていく。

当時の私は、どうしても悪い方へ、悪い方へと考えてしまっていました。

一方で、夫はまだ希望を捨てていませんでした。

私はもう無理なのかもしれないと思い始めていたけれど、夫は何とかできる方法があるのではないかと考えていたのです。

諦めきれない気持ちで探し続けた、別の病院

うちの猫レオくん

夫は、ネットでFIPの治療経験がある病院を探し始めました。

実は、私も同じことをしていました。

もう無理かもしれない……。

そんな思いが頭をよぎりながらも、何もせずにはいられなかったのです。

どこかに、うちのレオくんを助けてくれる病院はないだろうか。

ほかに治療できる方法はないのだろうか。

そんな気持ちで、必死に探していました。

ただ、当時はFIPの治療を積極的に行っている病院を探すこと自体、簡単ではありませんでした。

できれば、実際に治療した経験のある病院がいい。

でも、あまり遠いところでは、レオくんの体力がもたないかもしれない。

今の状態で長距離を移動させるのも心配でした。

そんなことを考えると、なかなか条件に合う病院が見つかりませんでした。

それでも探し続けていた3月1日。

2月28日に退院させ、3月1日に別の病院を見つけることができたのは、今振り返ると、ほんの短い時間だったわけですが、当時の私たちには、次の病院が見つかるまでの時間はとても長く感じるものでした。

ついに、実際にFIPの治療を行った経験があり、当時、再発した猫はいないと案内していた病院を見つけることができました。

場所は、うちから車で1時間ちょっとのところ。

遠すぎず、何とか連れて行けそうな距離でした。

見つけたときは、うれしかったというよりも、ようやく次の手がかりを見つけられた、という気持ちだったと思います。

まだ、どうなるかはわかりません。

本当に良くなるのか、不安もありました。

それでも、何もできないと思っていたところから、もう一度、できることが見つかった。

それだけでも、
私たちにとっては大きな一歩でした。

このときは、まだ先のことなどわかりませんでしたが、私たちはこの病院に希望を託してみることにしました。

うちの猫レオくんの治療は、
ここからまた新しい段階へと進んでいくことになります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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