FIPの新しい治療が始まった。2回目の投薬後に見えた希望

こんにちは!50代ポンコツ主婦ササノコです。
今日もわが家の猫レオくんは、元気に過ごしています。

前回の記事では、FIPの治療を続けていたものの、なかなか思うような回復が見られず、別の病院を探すことになったお話を書きました。

ネットでいろいろと調べ、ようやく見つけたFIPの治療経験がある病院。

今回は、その病院で新しい治療を始めたときのこと、そして少しずつ元気を取り戻し、寛解、完治に至るまでのお話です。

もくじ

ようやく見つけた病院で、新しい治療が始まる

ネットで見つけた病院に、早速電話をしてみました。

FIPと診断され、別の病院で治療を受けていたことを伝えると、すぐに対応してくださり、なんと電話したその日のうちに診察していただけることになりました。

これまでモルヌピラビルを使って治療していたことなど、今までの経過を一通り説明。

すると、こちらの病院でもモルヌピラビルを使用しているとのこと。ただ、この薬は最初の投薬量がとても大切なのだと教えていただきました。

前の病院でもFIPの治療として最初に使っていた薬だったので、治療の難しさもあったのかもしれません。

そして、今回の病院では、いくつかのFIP治療の選択肢がありました。

その中で、うちのレオくんに勧められたのが「GS441524」という薬です。

錠剤タイプで、1日1回、決まった時間に空腹の状態で飲ませるというもの。
投与の前後もしばらく食事を控える必要がありました。

治療期間は基本的に84日間(12週間)との説明でしたが、うちのレオくんはすでにモルヌピラビルで1か月半以上治療していたため、もう少し短くなる見込みでした。

当時のレオくんは、
自分からご飯を食べに行くこともできず、ほとんど動けない状態。

今思えば、あのとき新しい治療を始めることができて、本当によかったと思います。

治療当時のレオくん

新しい薬を飲ませた翌朝、
まさかの嘔吐…

病院から帰宅し、その日の夜からGS441524の投薬が始まりました。

これまで飲ませていたモルヌピラビルのカプセルとは、また違った飲ませ方だったので、少し苦戦しながらも、なんとか1回目の投薬を終えることができました。

そして翌朝。

まだ特に体調の変化は見られないな……と思っていたところ、レオくんが嘔吐してしまったのです。

昨日の薬が合わなかったのかな?

せっかく新しい治療を始めたのに、
またダメなのかもしれない……。

正直、このときはかなり落ち込みました。

その後も自分からご飯を食べに行くことはなく、ほとんど動けない状態のまま。

不安な気持ちで過ごしながら、夜になり、2回目の投薬の時間がやってきました。

もしかしたらダメかもしれない……。

そんな気持ちもありましたが、とにかく今は薬を続けてみようと思い、2回目の投薬をしました。

えっ!自分からご飯を食べに行った!

そして、その翌朝のことです。

いつものようにレオくんの様子を見に行くと、何だかいつもと違う様子。

ここ最近は、ずっとベッドの上で顔を伏せて眠っていることが多かったのですが、この日は少し体を起こして、私のことを目で追っているのです。

あれ?今日は何だか違うな……。

そんなことを思いながら、レオくんのご飯を用意しました。

この日は夫が仕事で留守だったので、息子と2人で朝食を食べていたのですが、
しばらくすると……❗️

なんと、レオくんがムクッと起き上がり、自分からご飯の入った器の方へ歩いて行ったのです!

えっ!!

自分からご飯を食べに行った!

最初は目を疑いました。
思わず二度見です(笑)。

息子と2人で、

「今、自分でご飯を食べに行ったよね?」
「見間違いじゃないよね?」

なんて確認し合いながら、
もう朝から大興奮!

もしかして、薬が効いてきたのかな?

まさか2回目の投薬でこんな変化が見られるとは思ってもいなかったので、このときは本当に奇跡のように感じました。

その後も、まだ安心はできないと思いながら様子を見ていたのですが、何度か自分からご飯を食べに行く姿が見られました。

そして、まだ後ろ脚に麻痺が残っているような感じはあったものの、少しずつ動き回るようにもなってきたのです。

このとき、私は

「この子はきっとこの病気を克服できる!」

と確信しました。

日に日に元気を
取り戻していく猫

その朝を境に、レオくんの様子は日に日に変わっていきました。

食欲も少しずつ戻り、体の動きもどんどん良くなっていきました。

特に驚いたのは、
あれほど動けなかった後ろ脚です。

1週間もしないうちに、麻痺もほとんど気にならないほどまで回復していきました。

ずっとレオくんのことを心配していた私の母も、元気に動き回る姿を見てびっくり!

家族みんなが、少しずつ元気になっていくレオくんの姿に喜びました。

ただ、元気になってくると、今度は別の意味で大変なことも。

それまでほとんど動けなかったのに、だんだん活発になってきたので、薬を飲ませるのが大変になってしまったのです(笑)。

あんなに元気がなかった子が、薬を飲ませるのに苦労するほど動けるようになったなんて。

うれしい変化でした。

血液検査の結果も、何かが急に劇的に改善したというより、少しずつ、でも着実に良くなっていったという感じでした。

1か月ちょっとで投薬終了。
そして経過観察へ

投薬終了後のレオ

その後も治療を続け、GS441524の錠剤による投薬は、1か月ちょっとで終了することになりました。

最初に説明を受けていた84日間よりも、かなり短い期間での終了です。

その後は、再発がないかどうかを確認するための経過観察期間に入りました。

この期間には、健康維持のサポートとして「エネアラ」というサプリメントも処方され、1日1粒飲ませていました。

病院へ連れて行く間隔も、最初は1週間後、その次は2週間後、そして1か月後……というように、少しずつ長くなっていきました。

ただ、薬を飲み終えたからといって、すぐに安心できたわけではありません。

むしろ、ここからがまた別の意味で緊張する日々。

もし再発したらどうしよう。

そんな不安を抱えながら、毎日レオくんの様子を見守っていました。

3か月後に寛解。
そして半年後、完治へ

全力で遊ぶレオ

そして、投薬終了から3か月後。

病院での経過観察を続けた結果、寛解と判断していただくことができました。

さらに、投薬終了から半年後には、完治との判断をいただくことができました。

あの頃のことを思い出すと、ここまで来られたことが本当にうれしくて、ホッとしたのを覚えています。

最初にFIPと診断されたときは、どうなることかと不安でいっぱいでした。

治療を始めてもなかなか良くならず、別の病院を探すことになり、ようやく新しい治療にたどり着いたこと。

そして、あの朝、自分からご飯を食べに行ってくれたこと。

いろいろな出来事がありましたが、こうして元気になってくれて、本当によかったと思います。

あれから4年。
今も元気に過ごしています

2026年11月現在のレオ

完治と判断されてから、もう4年が経ちました。

今でも1年に1回は定期検診に連れて行っています。

FIPの治療を経験したこともあり、今でも少しの体調の変化が
気になってしまう私たち。

ちょっといつもと違う様子があると、
つい心配になって病院へ連れて行ってしまいます。

そのたびに先生から「このくらいなら近所の病院でもいいですよ」と言われてしまうことも(笑)。

それでも、あれだけ大変な治療を経験したからこそ、心配になってしまうのは仕方がないのかもしれません。

5年後、10年後のことは、
まだ分かりません。

これからも定期的に検診を受けながら、元気に過ごしてくれることを願っています。

今では、毎日元気に遊び回っているうちの猫レオくん。

そんな姿を見るたびに、心の中で

「本当によく頑張ったね」

と思います。

今、振り返ってみると、

最初にFIPかもしれないと指摘してくださった近所の動物病院の先生、

年始にもかかわらず、「対処療法しかできないが、できることはやってみましょう」
と言って丁寧に診察してくださった先生、

輸血の対応をすぐにしてくれて、前向きに治療を提案してくださった先生、

そして、
レオくんの2度目の危機から寛解、完治へと導いてくださった先生。

治療に関わった全ての病院、先生方に、うちの子の命を繋いでいただいた…

という思いで、
感謝の気持ちでいっぱいです。

今でも、

あの頃のことを思い出すと、
少し胸が熱くなります。

これからも、
家族みんなでレオくんとの1日1日を大切に見守っていきます。

※ここで紹介しているGS441524やエネアラについては、当時、うちの猫の治療で使用された薬についての体験談であり、現在の治療方法を勧めるものではありません。FIPの治療方法や使用する薬は、猫の状態や獣医師の判断などによって異なります。治療については、ご自身で判断せず、必ず獣医師に相談してください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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